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2025/08/25
自動車に欠かせないワイヤーハーネスとは?特徴・種類など基礎知識を解説

自動車の製造に欠かせないワイヤーハーネスとは何か、特徴や種類などの基礎知識を解説します。自動車用ワイヤーハーネスの製造における課題と対策についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

自動車に使用されるワイヤーハーネスとは

自動車用のワイヤーハーネスは、電力や信号を効率よく伝えるために必要な部品です。エンジンやライト、各種センサーなど、自動車に搭載されている機能を支えています。
各部品へと電力が信号を伝えることから、「自動車の神経や血管」と例えられることも少なくありません。

自動車用ワイヤーハーネスの構造と仕組み

自動車用ワイヤーハーネスの主な構成要素は、電線・端子・コネクタの3つです。これらを束ねて一本化したものがワイヤーハーネスとなります。
電線は耐熱性や耐振動性に優れた素材が使用されるのが基本で、銅製のものが多く見られます。電線の先端に取り付けられる端子は、コネクタと組み合わせることで確実な接続を実現します。
ハーネスの保護用チューブ、ノイズを防ぐフェライトコアなども組み込まれ、安全性と信頼性を高めるのが一般的です。

自動車用ワイヤーハーネスの種類

自動車用ワイヤーハーネスの種類をいくつか紹介します。

低電圧ワイヤーハーネス

主にガソリン車で使われ、車内の照明・オーディオ・各種センサーなど低電圧機器への電力供給や信号伝達を行います。

高電圧ワイヤーハーネス

電気自動車やハイブリッド車で使用され、駆動モーターやバッテリー間における高電圧電流の伝送を担っています。

アルミワイヤーハーネス

従来の銅線より軽量なアルミ素材を使用したハーネスで、車両の軽量化と燃費向上に効果的である一方、耐振動性や耐熱性は銅線に劣る恐れがあります。

スライドドア用ハーネス

スライドドアと車体をつなぐハーネスです。ドアの開閉時に断線しないように、柔軟性と耐久性が重視されます。

パイプハーネス

ワイヤーを保護パイプ内に通したハーネスで、エンジンルームや車体下部における配線に用いられます。

自動車用ワイヤーハーネスの製造における課題と対策

自動車用ワイヤーハーネスの製造には、さまざまな課題があります。ここからは、ワイヤーハーネス製造の課題と、どのような対策が取られているか確認していきましょう。

複雑化と重量増加

自動車の電装化・電子化が進んでいくことで、使用されるワイヤーハーネスの本数や長さが増加した結果、複雑化や重量増加が課題となりました。1台あたりの長さは数km、重量も20~40kg程度に達することもめずらしくなく、車両の燃費や走行性能の低下や、コスト面に悪影響を及ぼしていました。

対策:軽量化技術の導入

軽量・低コストを実現するために、銅の代替としてアルミニウム線を採用するようになりました。導電率や加工性には課題が見られるものの、技術の進歩によって克服されつつあります。

製造の自動化が困難・人手不足

ワイヤーハーネスの80~85%は今でも手作業で製造されています。そのため、熟練工の確保が難しいだけでなく、人為的ミスのリスクが高い点が課題となっています。

部分的な自動化・AI活用

そこで近年では、ロボットやAIを活用することによって、組立工程を自動化する開発が進んでいます。完全自動化はまだ実現が難しいですが、精度の向上や人為ミス削減には効果的です。

環境負荷・サステナビリティ

環境規制の強化が進んでいく中、リサイクル可能な材料を採用するほか、低環境負荷な製造プロセスへと移行する必要があり、対応が求められています。

環境対応・リサイクル素材の活用

バイオマスを原料として合成されるプラスチック素材を採用するほか、廃棄物の削減を心がけるなど、環境負荷低減への取り組みが強化されています。

ワイヤーハーネスの将来性は?“なくなる”説は本当か

ワイヤーハーネスについて、「将来なくなるのでは?」という声も見られます。しかし、ワイヤーハーネスがなくなるという説は確かではありません。
コネクテッドカーの普及、自動車の電動化が進む中、ワイヤーハーネスの重要性はむしろ高まっています。車内の電気・電子部品が増加していることで、部品間をつなぐワイヤーハーネスの需要も増えているためです。
2025年現在において、車両の安全性や信頼性を確保するためにワイヤーハーネスは必須の備品であり、完全になくなることは考えにくいと言えるでしょう。

自動車用ワイヤーハーネスの発注に関するよくある質問と回答

Q1. どのような情報を用意すれば見積もりや発注ができますか?

A.必要な情報の例は、次の通りです。

  • ワイヤーハーネスの仕様書や図面(端子・コネクタ・電線の型番や長さなどの情報を含む)
  • 必要数量や希望納期、納入場所

支給する部材の有無などの特殊条件がある場合は、その内容もあわせて伝えましょう。

Q2. 仕様が完全に決まっていなくても見積もり依頼はできますか?

A.仕様について細かく決まっていない場合も、概算の見積もりを出すことができます。

Q3. 発注後の納期はどれくらいですか?

A.納期は仕様や数量などさまざまな状況によって異なります。適時、お問い合わせください。

Q4. 自動車用ワイヤーハーネスの種類にはどんなものがありますか?

A.低電圧用(ガソリン車向け)、高電圧用(EVやハイブリッド車向け)、アルミワイヤーハーネス(軽量化目的)などがあります。

Q5. 製造業者を選定するポイントは?

A.技術力や信頼性、これまでの実績、担当者とのコミュニケーションの取りやすさなど、総合的に比較しましょう。

Q6. 少量発注や試作も対応してもらえますか?

A.マルニックスでは、試作品の製造にも対応しております。ご注文から試作品納品までのリードタイムは、適時ご相談下さい。

自動車向けハーネス製造ならマルニックスへ相談を

マルニックスでは、自動車や医療機器、産業機械などに用いる細線同軸・ワイヤーハーネスの製造・販売を手がけております。これまでの多くのハーネス製造実績を活かし、お客様の多様なニーズにお応えしておりますので、ワイヤーハーネスをお求めの方はお気軽にお問い合わせください。

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主な加工可能コネクタメーカー
ヒロセ電気/I-PEX/TE/住友電工/住友電装/日本圧着端子日本端子/矢崎/東海理化/日本モレックス/ミネベアミツミ/イリソ電子 

 

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