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2025/08/25
極細同軸ケーブル/ハーネスとは|活用例や特徴、発注時に確認したいポイントまで解説

極細同軸ケーブルとは、デジタルカメラやノートパソコン、スマートフォン、医療機器など、さまざまな機械の内部に使用されているケーブルです。
本記事では、極細同軸ケーブルとは何か解説するとともに、特徴や具体的な活用例、発注時に確認しておきたいポイントまで解説します。

極細同軸ケーブル/ハーネスとは

極細同軸ケーブルとは、髪の毛ほどの非常に細い外径(0.2mm程度)でありながら、1本1本が同軸構造を有するケーブルです。
同軸構造とは、中心導体の周囲が絶縁体で覆われており、外側にはシールド(外部導体)を配置した構造を指します。同軸構造であることにより、外部からの電磁波やノイズの影響を受けにくい点が特徴です。

極細同軸ケーブル/ハーネスの特徴

極細同軸ケーブルの特徴は、次の通りです。

1. 超細径による省スペース化

極細同軸ケーブルは、外径が0.2mm〜1.5mm程度と非常に細い点が最大の特徴です。電子機器の内部配線や、狭いスペースでの配線に広く採用されています。ノートパソコンやスマートフォン、医療機器などの精密機器を、小型・薄型化するために効果的です。

2. 高い柔軟性・屈曲性

極細同軸ケーブルは、非常に細い構造でありながらも、柔軟性や屈曲性に長けている点も特徴です。屈曲や捻回を繰り返し行なった場合も影響を受けにくく、可動部の配線や複雑な経路にも採用されています。

2つの部品が接続されたヒンジ部や、折り畳み機構のあるデバイスにもおすすめのケーブルです。

3. 高い機械的信頼性・耐久性

極細同軸ケーブルは、柔軟性・屈曲性に長けているだけでなく、機械的強度や耐久性に優れているため、長期使用や厳しい環境下でも安定した性能を発揮します。

4. 優れた高速伝送特性

極細同軸ケーブルは、同軸構造のためインピーダンスコントロールがしやすいというメリットがあります。
インピーダンスとは、交流回路の電圧と電流の比のこと。インピーダンスが変わる箇所では、電気信号の反射による信号の乱れを防ぐ必要があるため、インピーダンスをコントロールしなければなりません。
同軸構造の場合、データ伝送時の信号品質を維持しやすく、ノイズや信号反射の影響を抑制できるため、高速信号の伝送も問題なく行えます。

5. 高いシールド性能・耐ノイズ性

極細同軸ケーブルは、外部導体(シールド)が電磁ノイズの侵入や漏洩を防止します。そのため、EMI(電磁妨害)対策にも優れており、安定した信号伝送が可能です。

6. 多様なラインナップと用途

AWG36〜AWG46など、用途に応じて幅広い極細同軸ケーブルが存在します。多様なラインナップを活かし、医療用精密機器やカメラ、ノートPC、スマートフォンのほか、車載機器など幅広い分野で活用されています。

7. コネクタとの組み合わせによる高密度配線

極細同軸ケーブル専用の小型コネクタ(U.FL/IPEXなど)と組み合わせることで、さらに高密度な配線や省スペース化が可能です。

極細同軸ケーブル/ハーネスの活用例

極細同軸ケーブルは、さまざまな分野で活用されています。

具体的な活用例は次の通りです。

  • スマートフォンや携帯電話などのモバイル機器内部配線
  • ノートパソコン、タブレットPCなどの小型電子機器内部配線
  • デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどの映像機器
  • フラットディスプレイやヘッドマウントディスプレイ等の映像伝送
  • ゲーム機、監視カメラなどの民生用電子機器
  • 医療機器(MRI、CTスキャナー、心電図、超音波など)の信号・データ伝送
  • プリンター、スキャナー、ストレージデバイスなどコンピューター周辺機器の接続
  • 産業用機器(オートメーションシステム、ロボット、監視装置など 産業用モニタ、産業用カメラ追加)の制御信号・データ伝送
  • 自動車用ディスプレイ

マルニックスでは、DSCやDVC、スマートフォンやパソコン、医療機器やロボットなど、さまざまな用途の極細同軸ケーブルを提供しております。

製品の詳細については、こちらからご確認ください。

>製品紹介/ワイヤーハーネス

極細同軸ケーブル/ハーネスを発注する際のポイント

極細同軸ケーブルを発注する際には、次の4つのポイントを確認しておきましょう。

用途と仕様の明確化

極細同軸ケーブルを発注する際は、用途と必要な仕様を明確にしましょう。使用する機器の種類や環境、伝送する信号の種類、伝送速度やノイズ耐性などの仕様を整理しておくことで、発注後のトラブルを防止できます。

長さ・数量・納期

発注時には、必要なケーブルの長さや数量、納期について事前にまとめておきましょう。ケーブルが長すぎると信号減衰が増えるため注意が必要です。数量は梱包単位やロットに注意してください。

納期に関しては、加工工程や業者の生産状況によって変動するため、余裕を持ったスケジュールで依頼することをおすすめします。

コネクタ・加工仕様

接続する機器に適合したコネクタ形状やピッチ、加工方法(圧接・はんだ付けなど)に関しても整理しておきましょう。
極細同軸ケーブルは微細な加工が必要なため、加工精度や組立方法も重要なポイントとなります。コネクタの選定ミスは性能の低下につながるため、仕様については慎重な確認が必要です。

信頼性・品質保証

極細同軸ケーブルを発注する際は、信頼性や品質保証についても確認しておきましょう。規格に準拠した製品を選ぶことで、品質と安全性を確保することが重要です。

極細同軸ケーブル/ハーネスの製造ならマルニックスへ相談を

マルニックスでは、約20年の細線同軸ケーブルアセンブリの経験を活かし、お客様の多様なニーズにお応えしております。

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